詩・希望


     「希望」

 

   一日一日と日は流れゆき

   季節も変わりゆく

   私も歳を重ね

   五十三歳になった

   体はほんの少し弱ったが

   歳を重ねる毎に

   心は豊かになり

   私にとっては幸せなことだ

   蔵の宝より身の宝

   身()の宝より

   心の宝こそ第一だ

   日々

   一人で生きる人生は

   少しさびしいけど

   デイケアの友に励まされ

   作業所の友と共に働き

   うれしいうれしい日々を送っている

   いつの日も笑顔と笑いを大切に

   一人一人の友を大切に

   明るく朗らかに生きてゆきたい

   そしていつの日もいつの時も

   「ありがとう」の言葉と共に

   人を愛して生活してゆきたい

   私には〝希望〟という、喜びがあるのだから


                ★詩の目次ページへ戻る★


inserted by FC2 system