小さな春みつけた

今日は冬日和
椿の花も
紅白の梅の花も
美しく咲いている
弥生3月春が来た
私の誕生日も3月だ
私の五十路の人生も中間点です。

阿佐ヶ谷の神明宮神社で
子供たちはうれしそうにはしゃぐ
美しい花々と子供たち
大地に咲く小さな花を発見して
一人の男の子が言う
「小さい春みつけた」
私はうれしくなって
この春の到来に心から感謝する
「君に、あなたに、ありがとう」と…。

私はタクシー運転手をしていた頃
お客さまから
作曲家の岡千秋さんにとても似ていると
よく言われたものだ
私、自分自身みずからも、歳を重ねるごとに
岡千秋さんに似てきたように思う
この春の美しい景色を、情景を
岡千秋さんに作曲していただきたく思う
私は「小さな春みつけた…♪♪」と
ワクワクしながら詩心で、そのメロディーを口ずさんだ

私は齢を重ねて、今、
生きていて良かったなあとつくづく思う今日この頃です。

2015年3月吉日 亜紀海 春樹
詩の目次ページへ


inserted by FC2 system