「秋」

         亜紀海 春樹

   秋という季節が

   そう想わせるのだろうか

   孤独という

   一人旅

   一人 想い悩み

   又、一人 想い悩み

   秋の夕暮れの風に

   心を洗う

   雨が降ろうが

   秋の雨は悲しい

   一人旅

   涙の川に

   一人 想い悩み

   明日へと歩みつづける

   一人であること

   孤独であること

   でも友がいること

   そのことが小さな幸せ

   今 人間としての歩みをつづける

   小さな秋に……

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